【こころとおかねを育むコラム】 トランプ大統領の影響で株価乱高下!?

2025.05.15

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの西島です。

 

この記事を書いている2025年4月26日の時点では落ち着きを取り戻していますが、今月頭にトランプ政権の新たな関税ルールが発表されたのを発端に株価が乱高下しました。

 

一時は日経平均株価が過去3番目の下落幅をつけました。

 

結論から言うと、これらのニュースは我々長期投資家にとっては全く気にする必要のないノイズ程度の出来事なのですが、メディアは飯の種なのでここぞとばかりに不安を煽り炎上させネガティブキャンペーンを行います。

 

もしかしたら、このコラムを読まれている方の中にも不安に思っていらっしゃる方がおられるかもしれません。

 

本日は今何が起こっていて、なぜ気にする必要がないのか、あらためて解説させていただきます。

 

☑何が起きていたの?

トランプ政権が思い切った政策に打って出るのではというニュースが飛び交い、未来の不透明さから市場が混乱しました。

 

結果として、株を売って安定資産に変えておこうかという動きが活発になったことや、株価は将来の景気や企業の利益を織り込むので、未来の不透明さを織り込んだ結果、株価が大幅下落。

 

その後関税案が延期されたのを受けて日経平均株価は過去2番目の上昇幅となりました。

 

☑株価はどうやって決まる?

そもそもですが、日経平均株価やNYダウ、個別株などの株価はどのように決まるのでしょうか?

 

シンプルに言うと需要と供給です。

 

株価も株の価格ですから、他の価格の決まり方と一緒で、みんなが欲しいと思う物は価格が上がります(コロナ禍のマスクの価格上昇など)。

 

一方で、みんなが欲しいと思わない物の価格は下がります(スーパーのお総菜コーナーの売れ残った商品など)。

 

今回の場合、先行き不透明な中でさらに株を買いたい人より、安定資産に変えるために株を売りたい人のほうが多かったという需要と供給の結果です。

 

☑株価は企業の利益に連動する

では株価を決めるこの需要と供給のバランスはどのような要因で作られているのでしょうか?

 

まずは、景気ですよね?

これは人の気持ちです。

 

なんとなく未来に対してポジティブな人はお金を使いますが、ネガティブな人はなかなかお金を使うことができません。

 

もちろん日々のニュースなどに興味を持つことは良いことですが、ニュースなどを要因にして人の気持ちは上下し株価も変動します。

 

ただこれらの要因はすべて長期的に見たらただのタイムラグです。

 

長期的に株価を決めているのは「企業の利益」です。

 

例えば1億円の利益を出し続けている企業の株と、全く利益を出していない企業の株。

 

どちらを買いたいですか?

皆さん利益を出している企業の株を買いたいと思いますよね?

 

ほら?

需要と供給が動きましたよね?

 

みんなが利益を出している企業の株を買いだすと利益を出している企業の株価は上がるのです。

 

仮に利益を出しているのに、なぜか株価が思ったより低かったらどうでしょう?

 

そのことにあなたが気づいたらお得なので今のうちに買っておこうと思いませんか?

 

すると、結局お得な株価にみんなが気づき買い始めるので、お得な株価は適正な価格に戻っていきます。

 

このようにして、企業の利益という誰が見てもわかる指標が開示されている以上、その株価が割高か割安かがわかってしまうので、長い目で見たら株価は企業の利益に連動していきます。

 

一方、人の気持ちは気まぐれで予想できません。

 

トランプ大統領の政策も天災も戦争も予想できないですよね。

 

これらの予想できない日々のニュースや人の気持ちを織り込んで株価は常に上下しますが、一方で企業の利益からみてその株価が割安か割高かがわかるので、長い目で見たらやはり株価は企業の利益に連動するのです。

 

☑暴落の中で確認すること

トランプ政権が関税ルールを発表する前とした後で、皆さんの日々消費や浪費に使うお金の行先が劇的に変わりましたか?ほとんど変化していないと思います。

 

関税ルールを聞いた後も変わらずに飲料水を買ったりスマホを使ったり車に乗ったりしています。

 

つまり、それらの企業は変わらずに利益を出し続けているのです。

 

なのにトランプ政権の影響で今株価が下がっているのです。

 

今買っておいたらお得じゃない!?

 

と、考える人たちがすぐに買い足したので一度下がった株価はすぐに戻りました。

 

今後も大きな暴落は必ず来ます。

そのたびに我々は買い物をしなくなったのか?

 

企業は利益をあげなくなったのか?と考えてみてください。

 

そうすることでメディアのネガティブキャンペーンに流されず、安心して長く投資を続けられます。

 

✅まとめ

このような乱高下を繰り返しながら、株価は過去200年間で数百万倍にまで上がり続けています。

 

これは企業が社会に価値を生み出し成長し続けてきたということです。

 

なぜなら、企業は人が集まって作っています。

 

人はどんな時代でも、より豊かに、より便利に生きたいと願い、成長し続けています。

 

今もこれからも人がそう想い行動する限り、株価は長期的には上がり続けるのものなのです。

 

今月は以上になります。